2018.06.14
Uniposで文化を可視化し、急激な規模拡大に耐えられる組織を作る

株式会社ギブリー様
事業内容:HR Tech事業・デジタルマーケティング事業・ライフスタイル事業
導入規模:57名(アルバイトも対象)
Uniposと連携しているコミュニケーションツール:Slack
施策名:Giveコイン
- 導入前の課題感:事業の急拡大に耐えられる組織文化を築くために導入
- 導入後の効果 :
- 導入初月から全員がピアボーナスを獲得し利用率も95%で推移中
- 新卒採用の面接の場で企業文化の魅力づけができるように
- 社員の日々のTry(挑戦)が可視化された
事業の拡大を見越して、創業から培ってきた文化を維持するために導入
Unipos導入前の課題を教えてください。
池田様(以下、池田):
2018年の4月にギブリーは10期目を迎え、HR Techやデジタルマーケティング、ライフスタイルと、複数の事業をそれぞれ縦に伸ばしていく組織体制になりました。それに伴い、事業を超えたコミュニケーションが以前よりも少なくなることが予想されたので、何かしら手を打っておこうと考えていたんです。
山川様(以下、山川):
「Givery」という社名は、「Give」と「Very」を組み合わせたもので、行動指針として定めている“Give & Give”の精神を表しています。お客様や仕事を共にする仲間のことを考え行動するという、創業以来ずっと培ってきた文化を維持し、これからも伸ばしていきたいという思いで、「Unipos」を導入しました。
株式会社ギブリーホームページより。“Give & Give”は、行動指針の一つ。
他に検討された施策もあったかと思いますが、なぜ「Unipos」を選ばれたのですか。
池田:
10期目が始まるタイミングで、エンジニアと事業側で分かれていた人事評価制度を、シンプルで運用しやすい形に統合したのですが、そのタイミングに合わせて、これまでセールスチームにしかなかったインセンティブ制度も全社員を対象にしたものにしたいと考え、ピアボーナスの「Unipos」を導入しました。
山川:
はじめは最新のテクノロジーに触れてほしいという思いもあり、ビットコインを送り合うような仕組みも考えましたが、送金手数料やボラティリティの問題など、いくつかの懸念が払しょくできなかったため「Unipos」に決めました。
導入と浸透の負担はなく、初月から全員がピアボーナスを受け取った
「Unipos」を導入、浸透させる上でハードルはありませんでしたか。
池田:
組織体制変更とともに急ぎで導入したので不安もありましたが、始めてみるとシンプルで使いやすいUI/UXのおかげもあり、あっという間に浸透しました。毎日出社するわけではないアルバイトも含め、導入初月から全員がピアボーナスをもらっていたことには驚きました。若手のメンバーもかなり積極的に発信してくれていて、利用率も95%で推移しています。
ピアボーナス制度の名前は「Giveコイン」。1ポイント3円で運用し、一番受け取る人でも月に1万円弱という。
具体的にどのように活用していますか。
山川:
投稿に行動指針を紐づけることができるハッシュタグ機能は、みんなよく活用しています。
先月、マンスリーで一番ポイントを獲得したメンバーを「Unipos賞」として表彰したところ、行動指針を最も体現していると全社から評価されていたメンバーが選ばれました。「Unipos」は、これまでの役員・社員からの推薦制度と同様、行動指針を体現したメンバーを納得感ある形で選出できる仕組みだと感じています。
「Unipos」を導入して、これまで実施されていた表彰制度の効果をより一層高められた点はありますか?
山川:
半年に一度、行動指針を体現したメンバーを社員からのアンケートや、事業部長からの推薦で表彰しているのですが、そこで選ばれるのは大きな貢献です。それが「Unipos」を導入してからは、それらに加え日々の貢献にもスポットライトが当たるようになりました。
毎週月曜日に配布される400の「おくれるポイント」が、一週間で使いきらないと日曜日にリセットされて翌週に繰り越せないというポイントリセットという仕組みは、絶妙ですね。利用率が高いのは、この「Unipos」のUXが、日々誰かを褒めようという気持ちを毎週芽生えさせるからではないでしょうか。
企業文化が可視化され、採用にも活きている
導入後、企業文化の維持・強化に関して感じていらっしゃる効果をお聞かせください。
山川:
これまでも外部の方に、「弊社は社員同士が感謝しあう文化です」とお伝えしてきましたが、実践されていることまではお伝えできていませんでした。それが「Unipos」を導入したことによって、目に見えなかった文化が可視化されました。
例えば新卒採用の面接の場で、「Unipos」のタイムラインを開けば、「さっきこの社員がこんな仕事をして、こんな感謝の言葉と“Giveコイン”をもらっているんですよ」という嘘偽りのない具体的なエピソードを話せます。きちんと実践されているものとして、企業文化の魅力づけができるようになったんです。
「Unipos」には嘘偽りのない感謝のエピソードがリアルタイムに溢れ出す
具体的に、最近「Unipos」のタイムラインで見かけた印象的なエピソードがあれば、教えていただけますか。
池田:
先日、100人規模のイベントにおいて、入社1ヶ月目の社員が自社プロダクトのピッチに挑戦するということがあったのですが、先輩社員がそのTryを賞賛しつつ、きちんとフィードバックをしていたことが印象的でした。「Unipos」をみていると、誰がどのようなTry=挑戦をしているのかが分かり、とても良いです。
山川:
先日、エンジニアが営業メンバーに「受注おめでとう」と部署を超えて「Unipos」を送っていました。普段目の前にある自分の仕事ばかり考えてしまう中で、「Unipos」を通してメンバーのTryが見えると、互いに尊重しあうコミュニケーションを取ることができます。リーダーが新卒メンバーをしっかり褒めていたり、相談にのっていたりすることが分かると、とても嬉しく思います。
今後「Unipos」をどのように活用していきたいですか。
山川:
役員から率先してエモい投稿を増やしていきながら、事業が増えて拡大しても、互いに尊重し合い協力しながら成長できるチームにしていきたいと思います。
素敵なお話ありがとうございました!
株式会社ギブリー 取締役CTO 池田 秀行様(写真左)
2001年に東京工業大学大学院物性物理学専攻を修了後、株式会社日本総合研究所入社に入社。エンジニアとしてのキャリアを経た後に株式会社GMS(現gloops)に入社、同社取締役CTO・そして2013年6月には同社の代表取締役社長に就任。2017年4月に同社を退社後、600名規模の経営及び組織マネジメントを推進していく中で「エンジニア組織の構築や生産性向上」の重要性を感じ、「Empowering Engineers」のビジョンに共感し株式会社ギブリーにジョイン。同社のCTOに就任。
株式会社ギブリー 取締役 山川 雄志様(写真右)
1985年生まれ。中央大学在学中に学生起業し、採用支援事業や学生向け広告事業を展開。2008年同大学卒業。2009年株式会社ギブリー創業、取締役に就任。現在の各事業のベースとなる事業開発、セールス、採用業務等を担う。現在はテクノロジーを活かした新規事業立ち上げ、全社に係るセールス組織立ち上げ、採用、教育研修等幅広く管掌する。
株式会社ギブリー
・設立:2009年4月
・所在地:東京都渋谷区
・事業内容:HR Tech事業・デジタルマーケティング事業・ライフスタイル事業
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