2018.07.18
異なるKPIで動く管理部と事業部に協力関係が生まれたワケ

株式会社ピアラ様
事業内容:ビューティ&ヘルス食品のWebマーケティング支援
導入規模:132名
Uniposと連携しているコミュニケーションツール:Slack
1ポイントあたりの給与支払い額:1円
- 導入前の課題感:
- 厳格な評価制度では拾いきれない重要な成果・貢献も評価したかった
- 心理的安全性を生み出して一人一人の能力を最大限発揮させたかった
- 部署を超えたナレッジシェアをして人材育成にかかる時間を縮めたかった
- 導入後の効果 :
- 売上の向上に寄与するクリエイティブを作成するメンバーに光が当たった
- 管理部と事業部との間のコミュニケーションが円滑になり、帳票類の提出に遅延がなくなった
- 部署を超えたミーティングの機会が増えた
- こんな会社におすすめ:多岐にわたる職種の連携が欠かせないマーケティング企業
間接的に売上に貢献している縁の下の力持ちに光を当てたかった
Unipos導入の経緯をお聞かせください。
根来様(以下、根来):
弊社は、お客様の予算や課題に合わせたマーケティング施策を実行し、成果報酬をいただくBtoBのマーケティング企業です。社内よりもクライアントや市場からの評価に意識が向いているメンバーが多く、かつ部署内に閉じたコミュニケーションが多いので、社内に横の繋がりや斜めの繋がりが少ないことに課題意識を持っていました。自分の帰属している部署で成果が出ないと、そのまま離職してしまうケースが見受けられたのです。
また、私たちがメインとして支援しているビューティ&ヘルス食品のマーケティングは、作成するクリエイティブによってその効果は全く異なり、予算も大きく変わります。そのためクリエイティブの作成に携わるメンバーの貢献も分かるようにしたいと考えました。
加えて、縁の下の力持ちである営業サポートメンバーの活躍も知りたかったのです。例えば、やり直しが効かない紙のクリエイティブの印刷を発注するときに、営業サポートのメンバーが未然に事故を防いでいることも少なくありませんでしたから。
しかし、会社の評価はあくまで売上から導いた厳格なKPIに基づいて行われます。クリエイティブ担当や営業サポートの貢献は、評価しづらいのもまた事実。そこで、彼らの仕事内容や活躍を測るために「Unipos」を導入しました。
他に検討された施策もあったかと思いますが、なぜ「Unipos」を選ばれたのですか。
根来:
成果に対して厳しいフィードバックが飛び交う環境で、Uniposを使えば心理的安全性を生み出せると思ったからです。働き方改革で、より短い時間で成果を上げていく必要がある中で、一人一人の承認欲求を満たしながら、発言の自由度が高い状態を保つことで、各人の能力が最大限発揮されるようにしたいと考えていました。
また、部署内に閉じたナレッジを全社のものにしていくきっかけを作れると思ったのも、Uniposを選んだ理由です。人材獲得競争がますます激しくなり、未経験の人も採用する必要がある中で、部署間で学びをシェアすることで育成にかかる期間を短くしたいと考えていました。
しかし、育成スキルを持つメンバーが少ない中で、1on1などの新しいマネジメント手法をいきなり行うのは難しいので、手頃な価格で簡単に導入できるUniposを採用しました。
Uniposは部署間の潤滑油。管理部への帳票類の提出に遅延がなくなった
Uniposを導入したことで、ポジティブな変化はありましたか。
根来:
部署を超えたミーティングをする動きが起きやすくなりました。部署や職種を超えたコミュニケーションは、確実に増えています。特に、管理部と事業部との間のコミュニケーションが円滑になりました。厳しい管理部からの依頼も、応えた後にUniposで一言「ありがとう」を贈られれば、事業部側も協力しやすくなります。
特にUniposを贈られているのは、契約書・請求書などの帳票類を期限までに回収することがKPIである管理部メンバーと、営業活動を通して売上を上げることがKPIである事業部メンバーとの板挟みに合う営業サポートです。どちらにも協力的な営業サポートには、たくさんの感謝の言葉とピアボーナスが贈られます。
おかげさまで、帳票類は全て期限までに提出されるようになりました。管理系の業務にはルーズだった現場最前線の営業社員も、管理部からUniposをもらうことで、きちんと提出するようになりましたよ。
ピアボーナスを贈り合うという新しい試みは、すぐに浸透しましたか。また、習慣化や継続に課題はありませんか。
片岡様:
もともと年に一度、サンクスカードを行なっていたのですが、日々の感謝を伝える機会はありませんでした。「普段から感謝の気持ちを伝えたい!」という声もあったので、Uniposはすぐに浸透しました。根来も、週の半ばにはポイントを使い切ってしまう(※)ようで、「早くポイント復活しないかな」と言っています(笑)利用率もポイント消化率も高く維持できていますね。
(※Uniposで同僚におくれるポイントは、週に400ポイント。毎週日曜日にリセットされ、月曜日に付与される。使い切らなかった分は翌週に繰り越されずにリセットされてしまうため、毎週金曜日になると残ったポイントを使い切ろうとするインセンティブが生まれ、活発に投稿が行われる傾向にある。)
Uniposは部署間のコミュニケーションの潤滑油のようなもの
クリエイティブの貢献にも光が当たる。Uniposはマーケティング企業におすすめ
根来:
また、売上に寄与したクリエイティブの貢献にも光が当たるようになりました。成果を出すためにかなり厳しい納期を営業側が要求しても、限られた時間でベストなクリエイティブを作成してくれるメンバーに対して、Uniposが贈られているのをよく見かけます。Uniposでポイントを多く獲得しているメンバーは、売上への貢献度も高いのでしょう。
私たちは、従来の広告代理店とは異なり、広告レポートの提出や会議を過度に行わず、成果にコミットして完全な成果報酬型のビジネスを行なっています。こうして世の中のマーケターの地位を向上させ、広告代理事業の働き方改革を推進しながら、お客様と広告代理店との間にwin-winの関係を築くことを目指しています。
Uniposは、こうした私たちのミッションの実現に一役買っているように思います。心理的安全性を担保しながら、職種が異なる従業員同士の繋がりを生み出し、成果を最大にしていくサポートをしてくれるのです。
Uniposを100名規模で導入し、1ポイント=1円でピアボーナスを支給すると、コストにして年間約200〜300万円ほどかかりますが、費用対効果はいかがですか。
根来:
Uniposを導入するのは、年間200〜300万円くらいのコストで組織内の人間関係や空気をよくしてくれるムードメーカーを1人雇うような感覚なんですよ。そんなコミュニケーターは組織にプラスの効果しかもたらしませんし、特別何もしなくても様々な組織課題に同時に良い影響を及ぼすので、これくらいの費用だったら安いものです。副次的な効果として、Uniposのタイムラインを採用面接の場で見せれば、会社の文化の紹介もできますし、良いことづくしです。
まだ入院・手術までは必要ないけれど、大きな病にいつかかるか分からない組織にとって、Uniposは導入して損はない健康サプリや養命酒のようなものだと思います。様々な職種が連携することで売上が上がっていくようなマーケティング企業には、特におすすめですよ。
素敵なお話、ありがとうございました!
株式会社ピアラ 常務取締役 根来伸吉様
昭和53年9月17日生
平成16年4月 有限会社ピアラ(現当社)入 社
平成20年2月 当社取締役就任
平成22年2月 当社常務取締役就任(現任)
平成24年1月 PIALA HOLDINGS LIMITED DIRECTOR就任(現任)
平成24年11月 PIATEC(Thailand)Co., Ltd. サイナー就任(現任)
平成25年3月 比智(杭州)商贸有限公司董 事就任(現任)
株式会社ピアラ
■代表取締役:飛鳥貴雄
■資本金:65,798万円(準備金含む)
■本社:東京本社 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29F
■設立:2004年3月24日
■事業内容:マーケティング全般における企画、開発、運用業務全般
情報処理、分析、機械学習による研究開発及びソリューション提供
広告に関する企画、運営及び代理業務
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