2019.06.27

フロアが分かれることで、別階のメンバーとのコミュニケーションが課題に

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国内25万人の行動データをもとにマーケティング施策支援をおこなう株式会社ヴァリューズ。役員もメンバーと同フロアで机を並べ、密なコミュニケーションを心がけてきた同社でしたが、成長に伴って少しずつ増員。ついに昨年10月、4つ目のフロアを増床し執務スペースが分割されました。その結果、別階のメンバーとのコミュニケーション量が不足するという課題が浮上します。この課題に取り組んだのは、当時入社したばかりだったというコーポレート戦略UNITの磯貝朋樹 様。どのようにしてコミュニケーション課題を解決に導いたのか、磯貝様に伺いました。

増床したことで別階のメンバーとのコミュニケーションに課題を感じるようになった

―― Uniposを導入するきっかけとなった組織課題はどのようなものだったのでしょうか。

磯貝:ヴァリューズは2009年に設立し、現在の従業員は100名ほどになります。精鋭集団であることに拘り厳選採用をおこなってきましたので、人数が急激に増えるタイミングはなかったのですが、すこしずつ人数が増えてきました。それまでは執務スペースは1フロアに収まっていたのですが、入りきらない人数になり2018年の10月に同ビル内で増床をおこないました。執務フロアが分かれることで、コミュニケーションの量が少なくなるのでは、という懸念がありました。

―― どのような対策を実施されたのでしょうか。

磯貝:現在はビルの6階と7階が執務フロアになっています。増床するときに、各階に65インチの大きなディスプレイを設置しました。そのディスプレイに互いのフロアの様子を映して、お互いの様子をリアルタイムで見られるようにし一体感を演出しています。

また、定期的に席替えをおこない、周りのメンバーの顔触れを変化させています。仕事中に、自席でメンバー同士が雑談をすることも結構あるので、席が近くなると自然と会話が生まれたりしていますね。

ただ、自分自身でも実感していることですが、やはりフロアが違うと、別階のメンバーとは直接コミュニケーションをとる機会がずいぶん減りました。外回りをしているフロントメンバーも多いので、一週間全然会わない人などもいるほどです。偶然顔を合わせて、「あれ、久しぶり!」みたいな(笑)

ヴァリューズはメンバー間のコミュニケーションを重視している会社ですので、そういった状況には漠然と、課題というか不安を感じている部分はありましたね。

MVP制度と併用して、Uniposで日頃の行動をカジュアルに認め合う

――Uniposの印象はいかがでしたか。

磯貝:私は前職でも人事だったのですが、そのときは「サンクスカード」を社内で実施していたんですね。月に一回、紙のカードに書いて従業員同士が送り合う、というルールだったのですが送らなくなる社員がいたり、形骸化してしまう部署があったりと、課題の多い施策だと思っていました。Uniposはそれに近いのかなという印象で、導入して果たして本当に社員が使ってくれるのだろうか、という部分がネックでした。

――他にも様々なサービスがあるなかで最終的にUniposを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

磯貝:まず、UIがシンプルで使いやすいことです。また、Uniposの説明会で伺ったお話に深く納得したことも大きかったですね。たとえば、「送れるポイントは週に400ポイントまで」ということについて、「それ以上送れるようにはできないのか?」と質問しました。すると「できない」と言われまして、その理由が「制限があるからこそ皆が続けやすくなる」というものでした。なるほど、面白いなと思いました。他にも続けやすくなるような工夫が凝らされていて、これなら、と思えました。

――Unipos導入にあたっての懸念点などはありましたか。

磯貝:同時期にMVP制度の導入も検討していたので、そちらのインセンティブとの整合性は取る必要がありました。MVPは業務を対象とした業績に紐づく、どちらかというとフォーマルな表彰であり、Uniposはもっとカジュアルな行動に対するピアボーナスです。それならMVPとも両立するだろうということで、両方の制度を取り入れることになりました。1ポイント=1円で運用しています。

――導入後はどのようにしてUniposを定着させていったのでしょう。

磯貝:メンバー同士の投稿も盛んですが、それだけでなく、ユニポスは様々な意図で投稿ができるのが良いなと思っています。例えば上司から部下への「褒め」に使うことも出来ますし、「フィードバック」にも使えます。是非マネジメントにも活かしてもらいたいという意図がありました。そこで導入時には、全社導入に先んじて組織長以上のメンバーを集めて説明会をおこないました。実際、商談後などに上司から部下へのフィードバックコメントなどはタイムライン上でも多く見かけますね。

また、導入推進メンバーとして各役職から旗振り役を選出して、積極的に投稿し盛り上げてもらいました。旗振り役のメンバーがたくさん投稿してくれたおかげで、スタートダッシュはうまくいったと思います。加えて、最初の2ヶ月くらいは誰からも投稿をもらえない人が出ないよう、旗振り役メンバー内で投稿状況を確認したりもしていました。

現在は月に一度の全体会議で、Uniposをよく使っている人(拍手数や投稿数など)やバズった投稿などをランキング形式で発表しています。このランキング発表が思いのほか盛り上がっていて、ランクインしたくて拍手ばかりする人や、ハッシュタグを巧みに使って投稿をバズらせる人(?)が現れたりしています。

Unipos導入プロジェクトが評価され、MVPに選出。自分にとっても大きな意味を持つ仕事に

――Unipos導入の効果はいかがでしたか。

磯貝:課題であったコミュニケーションの量はとても増えたと思っています。なにより社内のことが幅広く見渡せるようになりました。新しく入ってきたメンバーにも、会社の様子がわかりやすいツールということで好評です。

また、気軽に「ありがとう」が言えるようになり、積極的に人の良いところを見つけようという意識が生まれたという声が社内から上がっています。外回りで不在になりがちなフロントメンバーや、開発を手掛けているエンジニアに対しても、Uniposを通じて感謝を伝えやすい雰囲気ができたのはよかったですね。

今後はES調査を実施する予定ですので、エンゲージメントなど数値面に関しても見えてくると思います。

――導入を推進されたことで、磯貝様にとって良かったことや得たものはありますか。

磯貝:実はこのUnipos導入プロジェクトは、私がヴァリューズに入社してすぐに任された仕事でした。ちょうど同時期にオフィスの増床や採用業務なども担当していたのですが、これら3つの業務を遂行した点を評価され、MVPに選ばれたのです。その意味でUniposの導入は私にとっても非常に大きな意味を持つ仕事になったと思います。

記載されている役職・在籍やUniposの機能・UIについてはインタビュー当時のものです。

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