2019.11.15
離職率が大きく改善!売上も1億円アップという効果とは

広島県で不動産・建築事業を展開するオールハウス株式会社。事業の成長に伴って離職率が高まっていたことに悩んでいたという同社ですが、Uniposを導入したところ離職率が大きく改善したといいます。さらに事業部間の連携も活発化し、売上1億円アップという予想外の好影響までもたらしました。不動産・建築会社におけるUnipos活用のポイントを、オールハウス株式会社 代表取締役社長・原田尚明 様に伺いました。
部署間の連携の弱さと離職率の高さに悩み、Uniposを導入
——Uniposを知ったきっかけについて教えてください。
原田様(以下、原田):もともとヘッドハンティングと離職の多さに悩んでおり、解決策を探していたことが背景にあります。そのような折、専務がピアボーナス「Unipos」を見つけ、東京への出張の際に、毎週開催されている「Uniposご説明セミナー」を受講し、「これは面白い」と導入を決めました。
——離職率が高かったのは何か原因があったのでしょうか。
原田:事業の展開、企業規模の成長スピードに、組織風土・文化の浸透が追いついていなかったからだと思います。弊社は新しい事業に次々と挑戦しており、人数も7年の間に25名から約60名まで急増していました。不動産賃貸、不動産売買、注文住宅、リフォーム、プロパティマネジメントという5つの事業部があり、住まいに関することをトータルでサポートさせていただいているのですが、それぞれ商品が違うこともあり、Unipos導入前は正直事業部間の連携はあまり強くありませんでした。
——Uniposが離職防止に効きそうだと思ったのは何故でしょうか。
原田:以前、中途入社したばかりの社員が日々の業務指導に対し、手紙で感謝を伝えていたことがありました。その事業部は責任者が退職して、全員のモチベーションが下がっていたのですが、その手紙のおかげで少しずつ状況が改善したのです。Uniposの説明を聞いたとき、まさにその手紙と同じ効果が期待できると思いました。Uniposは、手紙よりも気軽に感謝を表現できるのが良いところですね。
「Uniposご説明セミナー」に、弊社以外の企業から参加していた社員の方々が、とても生き生きした雰囲気だったことも印象的でした。帰りに専務と「あんなに元気で生き生きした社員がいれば会社も活性化するだろうね」と話したことを覚えています。
基本的に私は新しいことを導入するのにまったく抵抗がないので、Uniposに関しては導入を即決断しました。導入時は、きちんと浸透させるために、当時売買部長であった吉田をUniposリーダー(旗振り役)として任命し、積極的に投稿して盛り上げてもらいました。吉田は今、オールハウスの取締役になっています。
部署間の連携強化により離職率も大きく改善し、売上も1億円アップ
——具体的なUnipos導入の効果について教えてください。
原田:もともと連携がうまく取れていなかった5つの事業部ですが、Unipos導入後はコミュニケーションが増えたことで横の連携も取れてきています。たとえば、ある事業部の社員がお客さまに対して他の事業部を紹介した結果、受注に繋がったことがあり、そのことに感謝するUniposの投稿もありました。
こうしたクロスセルが増えたことで、1年前に比べて弊社の企業価値でもある不動産・建築事業のワンストップサービスが加速していることを感じます。売上も1億円ほど増えそうです。当初の狙いだった離職も、ほとんどなくなりました。
——すばらしい効果ですね!不動産業界におけるデジタル化の現状についても教えてください。
原田:デジタル化については遅い業界だと思います。弊社ではRPAなども導入していますが、他にそのような企業は少ないのではないでしょうか。理由の一つは不動産業界の営業が個人で売上目標を持って動く人が多いからだと思います。ITツールを使って横の連携を強化するという考え方がなかなか浸透しないのです。
ただ、これからは個人よりもチームで動く機会が増えるでしょう。業界の変化のスピードはどんどん早くなっており、弊社がそうであるように横の連携が会社の成長にとって重要になります。そこにUniposが効くのです。
▲建築事業部のメンバーから売買事業部のメンバーへ、お客様に事業部を超えた提案をしてくれたことに対して送られた。
——Uniposが組織にもたらした副次的な効果があれば教えてください。
原田:Uniposで人それぞれの個性が発揮され、いろいろな人がクローズアップされて、やる気にもつながっています。普段、言葉数の少ない社員もUniposだと積極的に投稿していたりします。皆、楽しそうにUniposを使っていて、自分以外の業務にも興味が出てきたという声がよく耳にします。
これまで事業部内でしか評価しかされなかったことが全体で認められ、拍手されるのは嬉しいものですよね。役員が拍手すると、「ありがとうございます」とわざわざ言いにくる社員もいるほどです。見られているということが嬉しいのだと思います。
事業部利益に応じて、1ポイントの価値を2倍にして還元する可能性も
——実際に社員の皆さんはどのようにUniposを使われているのでしょう。
原田:導入当初は、「いつも助けてくれてありがとう」「すばらしい行動力見習います」など、一言の短い投稿が目立ちました。しかし最近では、長文で業務についての具体的な内容が投稿されることも多く、誰がどのようなことをしているのか、私から見てもよくわかるようになっています。毎朝、前日の投稿をすべて見ていて、社員のがんばりに感心することが多いですね。会社にいなくてもUniposで皆とつながっているので近くにいるイメージを持てます。
ハッシュタグも活用されており、コーポレートスローガンや行動指針をハッシュタグ化することで、理念の浸透にも役立っています。
▲休みの間に業務のフォローしてくれた同僚に対する感謝のUnipos。普段の見えにくいフォローも可視化された。
——御社ならではの活用法があれば教えてください。
原田:“第3の給与”というUniposのコンセプトが面白いなと思い、オールハウスでは「オルコ」という名称をつけています。現在は毎月行っているブロググランプリでも表彰者にオルコを配布しています。
オルコは現在1ポイント=1円ですが、毎年の決算数値に応じて、2円、3円と価値を上げて、キャッシュレスアプリを通して還元していくことも検討しています。
——それだけの価値があると。
原田:ええ。実際に利用してみて、ピアボーナスの原資とシステム利用費以上の価値が、Uniposにはあると思いました。1ポイント2円にすると今の2倍の負担になりますが、それでもいいと考えています。
会社の豊かさは、社員全員が豊かになることで生まれますし、それは金銭面はもちろんですが、心も同じ。Uniposは金銭面だけではなく、心も豊かにしてくれるツールなのでおすすめです。
「未来のくらし、楽しく、シンプルに。」 Uniposは、まさに弊社の企業理念にマッチした取組みです。今後は子会社との連携も視野に入れてUniposを活用し、たくさんの「ありがとう」を増やしていければと思っています。
——最後に、今後目指す組織像をお聞かせください。
原田:今後は固定概念に捕らわれず、新たなサービスを増やしていきたいですね。Uniposを導入し社内コミュニティーも確立してきていますし、最近は責任者だけではなく一般社員からも新規事業や業務改善提案が上がっていきています。全社員がいろいろな事業に挑戦し、また全体で助け合い、様々なアイデアが常に飛び交うような組織を目指していきたいです。
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