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2021.06.10

組織文化を重視する“Goodpatch流”Uniposの使い方

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新規事業立ち上げやプロダクトのUI/UX改善など、戦略策定からグロースフェーズまで一気通貫で支援するデザインカンパニーのGoodpatch。かつて“組織崩壊”に陥りながら再生を果たした同社は、組織コミュニケーションとカルチャーの重要性を痛感。組織としてさらなる成長を目指すためのソリューションの1つとしてUniposを導入しています。同社がUniposに感じる効果や、新機能・カスタムリワードを駆使した独自の運用方法などについて、執行役員 経営企画室長・柳沢和徹 氏、広報・杉本花織 氏にお話を伺いました。

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  • 導入前の課題感:リモートワークによるコミュニケーション不足やバリュー浸透の遅れ等
  • 活用方法   :Uniposでコミュニケーションをより活性化
  • 運用のポイント:「名投稿まとめ」やカスタムリワードで飽きを防ぐ
  • 導入後の効果
     ①リモートワークによって見えにくくなった会社への日々の貢献が可視化された
     ②リモートワークで会えなくてもメンバーの人となりがわかる
     ③バリューの浸透度が増した

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根底にあるのは、“組織崩壊”の危機に直面した経験

――Uniposを導入するきっかけとなった組織課題は何だったのでしょう。

柳沢:実は具体的に解決したい組織課題があり、その解決方法としてUniposを導入したわけではありません。しかしGoodpatchは過去に経験した組織崩壊からカルチャーの重要性を痛感しており、あらゆる方向から求められるカルチャー醸成手段のひとつとしてながらくUniposに興味を持っていました。
代表もnoteで発信していますが、私たちが数年前に経験した組織崩壊は組織の中での心理的安全性が失われたり、大量の従業員が会社を離れていくなど非常に厳しいものでした。
約1年半の時間を掛け、地道な行動の積み重ねで何とか崩壊状態からの復帰を果たし、従業員エンゲージメントのスコアも偏差値70前後を維持できる状態になりました。会社としても2020年6月にマザーズ上場を果たすことができ、組織も何とかよい状態を保てています。

参考記事:カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 – 前編

このような経験から私たちが学んだのは「人と組織に向き合い続けることの重要さ」。地道な努力を続けなければ組織のカルチャーを維持することはできないと考えています。
何より、経営が先頭に立ってそれを実践し続けないと組織はついてきてくれません。代表の土屋はこうした経験から、組織のカルチャーを向上させるサービスであるUniposに強い関心を持ち続けていました。

――組織としての変遷、そして土屋社長の想いがUnipos導入の背景にあったのですね。

柳沢:私も、Uniposはグッドパッチがお手伝いしたサービスであるという背景もあって使ってみたいとずっと思っていました。しかしUniposは一度導入すればそれで終わり、という類のサービスではなく、みんなに使い続けてもらえるように努力の継続が必要、という側面もあると思います。「導入したけど結局使われなかったね」という結果だとカルチャーに悪影響さえ及ぼしかねない。導入にはそれなりに覚悟が必要だと思っていました。
しかし現場からUniposを使ってみたいという要望が出続けていたこと、そして今回土屋が「自分の報酬を減らしてもいいからUniposを導入したい」と強く希望したことで私も覚悟を決め、導入を進めることにしました。

――Uniposを導入されたのは2021年1月ですが、コロナ禍の影響はありましたか。

柳沢:コロナがなければ導入しなかったかというとそういうわけではないと思います。ただ、グッドパッチではリモートワークを取り入れており、仕事で関わらないメンバーが何をしているのかが見えにくくなったり、カジュアルなコミュニケーションの機会が少なくなるなどの課題も生じています。Uniposがあることでこうした課題に対しても打ち手が増えていると思います。
ポジティブなメッセージをテキストで送り合うことができるというUniposの特性をうまく活用することでアプローチできる課題の幅は割と広いのではないかと思います。

感謝や称賛がオープンになり、多様な貢献が可視化された

――Uniposを導入したことによる効果はいかがでしょうか。

柳沢:導入してまだ日が浅いのですが、日常の中にUniposが入り込んできていると思います。メンバーに対して感謝したい、ポジティブな気持ちを伝えたいと思ったときの手段としてUniposが定着しています。

杉本:グッドパッチには、フィードバックを送り合ったり、メンバーのいいところを言語化して伝えるカルチャーが元からありました。素敵な行動をコアバリューに結びつけて称賛する「バリュートロフィー」という社内施策もあったのですが、運用にコミットしきれなかったことから徐々に使われなくなってしまって。それからは、一対一やチーム内では感謝や称賛が行き交っているけれど、社内全体には可視化されていない状況が続いていました。

Uniposを使い始めてからは、どんな人がどんな活躍をしているのかが一気にオープンになりました。「この人、実はこんなことしてくれてたんだ!」と、縁の下の力持ちの人にもスポットライトが当たったり、メンバーの多様な貢献が可視化されるようになったと思います。

柳沢:可視化の効果は大きいですね。Uniposを見ていると、「この人がこんなことを書くんだ!」と驚くこともあります。どちらかと言うと職人肌で、普段はあまり感謝を口にしない人がUniposであたたかいメッセージを送っているのを見るとマネージャーの立場としては嬉しくなります。Uniposという感謝や称賛に特化した場所があることで、普段ちょっと伝えづらいことを伝えるハードルが下がっているんでしょうね。

杉本:私はマネージャー同士でUniposを送り合っているのを見るのも好きですね。普段自分とは接点が少ない他部署のマネージャーが、一緒に働く仲間にどんな風に声をかけるのか、興味があってつい読んじゃいます。自分宛の投稿ではなくても、その人が誰にどんな言葉を送っているのか知ることで、人間味や体温を強く感じられるのがいいなと思います。あるマネージャーの結婚記念日には、ご家族への感謝も合わせて書かれていてほっこりしました。

柳沢:人間性がわかるのは大きいですよね。私は新入社員に対して入社後に必ずインタービューをするのですが、最近はやはりコロナ禍の話が多く出てきます。リモートワークで同僚と会う機会が減って雑談もないため、ほかのメンバーの人となりがわからないという声も少なくありません。組織の雰囲気をどう思うかと質問すると「わからない」という答えが多いんですよ。この課題をUniposだけで解決できるとは思いませんが、少なくとも他の人を知る手助けにはなっているんじゃないかなと思います。

杉本:コロナ禍でリモートということもあり、最近では新入社員のオンボーディングも各部署が工夫してくれていて、その一環としてUniposも活用しています。新入社員への投稿には拍手も集まりやすいです。

地道な施策の積み重ねで“飽き”を防ぐ

――Uniposを飽きずに多くの方に使ってもらうための工夫を何かされていますか。

柳沢:これさえやればOKという施策はないので、地道にやり続けるしかないですね。今までやってみて反響があったのは、月1回実施しているオンラインコミュニケーションイベントで、「Uniposを送る時間」を設けたことです。「みなさん、今Unipos送ってください」という半強制的なやり方をすると白けてしまうかなと心配していましたが、やってみるとメンバーの満足度はとても高かったですね。みんなポジティブにとらえてくれてUniposも活性化しましたし、機会があればまたやりたいと思っています。
それから、杉本が名投稿をまとめて社内に発信してくれているのも、いい施策だと思います。一つひとつの投稿に丁寧にコメントをつけてくれるんですよ。これはもらったら嬉しいですよね。

――名投稿はどんな基準で選ばれるのでしょうか。

杉本:拍手数が多い投稿=メンバーからの共感度が高いと考え、基本的には拍手数を参考にしています。あとは部署の偏りが出ないようにバランスをみたり、グッドパッチとして推奨したい行動についての投稿を取り上げてみたりと、いろいろな観点で選ぶようにしています。

――Uniposをご覧になっていて印象的な投稿について教えてください。

柳沢:法務担当者へのUniposに拍手がたくさんついたのは印象的でしたね。彼は対応が丁寧、的確でみんなも感謝しているんですが、法務の仕事って必ずしも目立つわけではないと思います。「いつもありがとう」って投稿にみんながこぞって拍手とつけてくれたことで、日頃からたくさんの人が感謝していることが伝わったと思います。
杉本:私は柳沢の投稿が印象に残っています。柳沢は普段は拍手がメインで、誰かに対してメッセージを送る頻度は多くないのですが、ここぞというときに熱いメッセージを投稿してくれるんです。少し前に採用担当のメンバーに対して送っていた長文のUniposは、その月に一番多く拍手を集めていました。「#心を燃やせ!!」という人気漫画キャラ的なハッシュタグも印象的でした(笑)。

――ハッシュタグの運用についても教えていただけますか。

杉本:自社の5つのバリューをハッシュタグとして運用しているほか、「#あの時はありがとう」「#実は見てます」といった、投稿のきっかけになりやすいハッシュタグも用意しています。自社のバリューをデフォルトのハッシュタグとして登録することで、バリューを使って称賛や感謝を送っているメンバーをよく見かけます。中でもよく使われているのは、最高のチームのつくり手になろうという意味のバリュー「Play as a team」ですね。

また、チーム独自のハッシュタグを使っているケースもあります。例えば、自社事業を担当するメンバーたちが、チームバリューをハッシュタグにしてUniposを送っていたりもします。関チーム作りにUniposをフル活用してくれていて嬉しくなりました。

Goodpatchらしい遊び心あふれるカスタムリワード

――Goodpatch様はカスタムリワード(※)も活用しておられます。
※Uniposでもらったポイントを自社独自に設定した報酬(アイテム、企画など)と交換できる機能

柳沢:ポイントを現金に換えるのもいいんですが、せっかくなら報酬もカルチャーを感じられるものがいいと思い、いろいろなカスタムリワードを設定しています。たとえば代表の土屋が社員に直接ヒアリングしておすすめの本を選ぶリワードや、普段から文章を書いているPXチームがインタビューして他己紹介文を書いてくれるリワード、面白いものだと社内のデザイナーが似顔絵でアイコンをつくってくれるなんてリワードもあります。実は私もリワード提供者で、「カラオケツアーをホストする」という内容なんですが……まだ希望者が誰も……(笑)。

――(笑)。


▲実際に作られた似顔絵アイコンたち

柳沢:カスタムリワードのいい点は、リワードを実行するプロセスでコミュニケーションが生まれるところですね。「社長のおすすめ本プレゼント」なら社長と直接話す機会が持てますし、アイコン作成もデザイナーが人となりを理解した上でその人の個性がビジュアルに現れるようコミュニケーションを重ねてつくられます。自然といろいろなつながりが生まれるような設計になっていると思います。

――カスタムリワードはどのような考え方で設定されたのでしょう。

杉本:導入推進チームで意見を出し合ったり、社内でアンケートを実施して、80件ほどのアイデアを集めました。アイデアを分類する際には、「社内の巻き込み度」と「コスト」の軸で四象限の図をつくりました。優先したのは、「巻き込み度が高く、コストが低い」リワードです。利用開始時に意識したのは、リワードの数は少なくても、遊び心があって自社ならではのユニークなものをラインナップすることでした。

運用面での課題もまだまだたくさんあるので、これからさらにバージョンアップしていきたいと考えています。

――最後にあらためてUniposを導入した感想を教えてください。

杉本:導入開始時、Unipos代表の斉藤さんにマネージャー向けの説明会を実施していただき、そこで「メンバーと1on1をする前には、相手のタイムラインを見る」という使い方を知りました。今もそれを実践して、相手のことを知ったり、コミュニケーションを深めるきっかけとして使えています。

元からお互いを認め合うカルチャーはありましたが、Uniposによってそれが可視化されたことで、多様な貢献が認められるようになったように思います。

柳沢:Uniposは費用対効果で測るのは難しいサービスです。強く言いたいのは、P/L(損益)ではなくB/S(貸借)の発想で考えるべきだということ。Uniposは一定の短い期間でパフォーマンスを出すものではなく、長期に会社のカルチャーを作り、文化的な資産を積み上げていくものです。人に投資し、文化的な資産を築いていくことは組織にとってとても重要なことだと思います。

――ありがとうございました。

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